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イチジクについて

4種類の系統

イチジクには下記4種類の系統があります。
日本で栽培できるのは「普通系」「サンペドロ系」の2系統のみです。

系統 系統 系統
1. 普通系 2. サンペドロ系 3. スミルナ系 4. カプリ系
概要 日本で最も一般的なイチジク。人工的に受粉すればタネもできる。夏秋兼用種と秋果専用種がある 夏果と秋果が収穫できる。日本では夏果だけ実る 種子に油脂を含み、乾果にすると特有の香味があり最も品質が優れている 春果(3~4月)、夏果(6~7月)、秋果(10~11月)がとれる。南西アジアの野生種
雌花
虫えい花 *1
雄花
結実 自家結実する 夏果は自家結実。秋果はカプリ系の受粉が必要
いちじく畑では「ビオレドーフィン」「ザ・キング」がこの系統
カプリ系の受粉が必要だが日本にはイチジクコバチがいないため受粉できない イチジクコバチが寄生、または受粉が必要

*1 花柱が短い雌花。イチジクコバチが産卵し、幼虫が育つことができるただ1つの場所です

実のなり方

上記にもありますように、日本で栽培できるのは「サンペドロ系」「普通系」の2系統のみです。「サンペドロ系」は夏果専用種になり、「普通系」は夏秋兼用種と秋果専用種があります。収穫する時期によって実のなり方はちがいます。夏果専用と秋果専用では剪定も異なるので注意が必要です。

ポイント
日本では夏果の成熟期が梅雨期にあたり生産が不安定になりやすいという面があります。果実収穫量も秋果に比べて極端に少ないことなどから、栽培の主体は秋果専用種です。

イチジクの実のなり方

性質

イチジクの性質1

樹の寿命は、一般的にいって他の果樹よりも著しく短いです。(品質や風土によって多少の違いあり)
例えば日本の主要栽培品種「ドーフィン」は栽植後2-3年で結果樹齢に、盛果期は7-15年、その後は樹勢が急速に衰え枯死します。

イチジクの性質2

葉が大きく、葉面蒸散量が多いのでたくさんの水分を必要とします。根が横に浅く広がる性質なので、果実がついている間は特に乾燥害に弱いです。品種によって多少違いますが、耐水性も弱いほうで土壌水分が多すぎると根が湿害を受けます。
水分管理はイチジクを栽培する上で重要なポイントです!

イチジクの性質3

亜熱帯原産なので寒害にも弱いです。比較的寒さに強いといわれる在来種も、営利栽培ができるのは秋田県以南で北へ行くにつれ温度不足のため果実は成熟しません。(防寒対策、鉢栽培であれば寒冷地でも栽培可)

イチジクの性質4

肥料の中でも石灰が大好きで中性ないし弱アルカリ性(pH7.2-7.5)の土壌で最もすぐれた生育を示し、良品な果実を生産しやすいです。

イチジクの性質5

イチジクを栽培した跡地にふたたびイチジクを植えると、いや地の障害(連作障害)が強く現れ生育がかなり抑制され収量が低下します。

栽培と気象条件

温度
イチジクは亜熱帯性の果樹なので栽培は冬の低温によって制限されてしまいます。
耐寒性は若木時代には特に弱く、成木では最低マイナス9度が限界とされています。これ以下の低温にあうと寒害をこうむる恐れが強いため注意が必要です。品種によって耐寒性は異なります。詳しくは各商品ページにてご確認ください。

栽培の適地は年平均気温15度前後、1月の平均気温3度以上の温暖地です。
特に越冬して夏果を生産する夏果専用種は、冬の-8度前後の低温、または3-4月ごろの晩霜によって障害を受け落果を引き起こすことが多いので寒冷地での栽培は困難です。また気温が38度以上になると果実の品質に悪影響を及ぼすので、高温地帯でも注意が必要です。
日照
イチジクは葉温が30度以上になると光合成が急激に低下します。風通しの悪いところでは夏季剪定などを行い風通しをよくしましょう。

年間の活動

いちじくさんの年間のライフスタイル

根の動き